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【フィルターの考え方】本質を捉えるマーケティングの視点

こんにちは!トモです。

本日は「フィルター」の考え方について説明します。

フィルターの考え方をマスターすると、余計な情報を排除して本質を見極められるようになり、商談がより上手くいくようになります。

10秒で分かるこの記事のまとめ

・フィルターの解説
・フィルターが大事な理由
・どのようにフィルターを使いこなせるか

それでは早速中身をみていきましょう!

大前提:フィルターとは

フィルターとは「余計な情報を排除する考え方」のこと

早速ですがフィルターの説明です。結論、フィルターとは

「余計な情報を排除して、物事の本質を捉えるための考え方」

のことです。

つまりフィルターがある状態で他人と接してしまうと、余計な情報を考えてしまい本質的なことを捉えられなくなってしまいます

「あー、なるほど!なるほど!フィルターってそういうことだよね」…とはおそらくなりませんよね。笑

自分もフィルターの考え方は一度聞いただけでは分かりませんでした。

講義の動画を何度も繰り返し視聴してやっと分かったので、分かりやすく伝えていきます!

ホメオスタシス(新しいことを継続できない)もフィルターの一つ

分かりやすい例でフィルターを一つ紹介しましょう。

以前の記事でホメオスタシスを紹介しました。

ホメオスタシスは新しいことを始めるときに、今の状態を保とうとするため、なかなか新しいことが継続できない性質のことでした。

例えばあなたはジムに毎週二回、二年以上通っておりこのたび友人紹介の制度で知り合いをジムに誘ったとします。しかし友人は2週間でジムに通うのを止めてしまいました。

ホメオスタシスを知らないと「なんてやる気の無い奴だ!」と憤ってしまうかもしれません。

しかしホメオスタシスというフィルターを知っていれば、ジムに通うという習慣付けがされるまでが大変だということが分かるはずです。そのため次のような対応もできたのではないでしょうか。

  • 最初はなるべく時間を合わせて一緒に行ってあげる
  • 最初はシャワーを浴びに行くだけでも良いんだよと声をかける

過去の自分の行動をフィルターを通して見てみよう!

同じようにこれまでの自分の行動をフィルターを通して見てみましょう!

これまでに、テスト前に無性に部屋の片づけをやりたくなって、結果あまり勉強ができず点数が悪かった…という経験はないでしょうか?

自分はなんどもあります。笑

実はこれ、心理学で「セルフ・ハンディキャッピング」と呼ばれる行動なのです。

セルフ・ハンディキャッピング…自分が高い評価を受けられるかどうか自信がない場合、あえて自分でハンディキャップを作ることで失敗したときの言い訳を作る行為です。

つまりセルフ・ハンディキャッピングというフィルターを理解していれば、試験前に掃除をしたくなる理由が分かり、逆に「これは心理的効果だからいまは無視して勉強を頑張ろう」と対応することができるのです。

フィルターが大事な理由

フィルターの内容や具体例を説明しましたが、フィルターが大事な理由はなんでしょうか。

理由①:物事の本質を捉えられるから

フィルターとは文字通り景色に色を重ねたりすることで、本当の色が見えなくなってしまいます。

だからこそフィルターを理解することで、「これは本物の景色ではなくてフィルター超しの景色なんだ」と気付くことができるようになります。

今まではホメオスタシス、セルフ・ハンディキャッピングといった人間の性質に基づくフィルターを説明しましたが、実際に10人の人がいたら10通りのフィルターがあるといえます。

理由②:話が面白くなる

話が面白い人とつまらない人って、割と明確に分かれると思いませんか?

これはフィルターを知っているか知らないかの差なのです。

フィルターを知っている人のケース

  • 相手の立場にたって話ができる
  • 様々な人生観に基づいて話ができる
  • 複数の視点から物事を考えられるようになる

フィルターを知らない人のケース

  • 相手の立場にたった話ができない
  • 一方的な考えで話を進める
  • 自分の経験だけに基づいて物事を判断する

このようにフィルターを知れば知るほど自分の話が魅力的になります

特に人前で話すことが多い人はこの点に意識してみてください。

理由③:相手に気付きを与えられるようになる

相手に何か行動を促すときに、最後の一押しとなるのは「気付きを与えること」です。

これまでに説明したQUESTフォーミュラーやGDTの法則をフル活用することで、相手に購買を促すことはできますが、最後に相手が知らない気付きを与えることで、より購入させたくすることができます

顧客が知らない気付きを与えるためには、顧客のこれまでの人生、考え方、経験を考えて顧客になりきって物事を考えてみることが重要です。

そのときにフィルターの視点が役立ちます。相手が持っているフィルターを採用することで、相手に足りない気付きを考えられるようになるのです。

色々なフィルターの視点を持つには

色々な人と触れ合って考え方を吸収しよう

最後に多くのフィルターを取り入れるための方法を説明します。

これはなるべく様々なバックグラウンドを持った人と会って話してみて、彼らがどのように考えて行動しているか学びましょう。

具体的には交流会に参加して色々な人と話す、オンラインサロンやコミュニティに参加する、ことが有効です。

ただしいずれもフィルターを知ることが目的のため、人と会って話すことが目標になってしまわないよう注意しましょう。

本日はフィルターについて説明しましたがいかがでしたしょうか?

この三連休は毎日ブログ執筆をやります。明日も記事を書くのでお楽しみに!