WEBマーケティング

イングリッシュおさるさんがなぜ伸びたのか?理由を徹底解説!

こんにちは、トモです!

本日はSNSサミットでも講演をしていた、イングリッシュおさるさんのYouTubeを分析します!

10秒で分かるこの記事のまとめ

・そもそもおさるさんとは何者か
・おさるさんのサムネ、タイトルを分析
・台本構成の分析

それでは行ってみましょう!

イングリッシュおさるさんとは

突然ですが、YouTube登録者数39.4万人、Twitter(X)フォロワー1.3万人のイングリッシュおさるさんをご存知でしょうか?

元々は英語教師をやっていましたが、自分で英語教育のサービスを立ち上げ、今ではマーケティングについてもスクールなどをやっている方です。

事業面での実績は以下の通りとなっています。

起業1年目で月商3.6億
起業2年半で累計17億

法人1期目:年商5.2億(利益4.7億)
法人2期目:年商11億(利益10億)

すさまじい金額の売上ですね・・・!

サムネイルとタイトルについて分析

続いてYouTube動画の分析にいってみましょう。

上記は「英語コーチ-イングリッシュおさる」の動画を再生回数が多い順にまとめたものです。

サムネイルは統一感 + インパクト重視

まずはサムネイルからみていきましょう。

サムネイルは動画の中身と同じくらい重要と言われています。

なぜなら、視聴者が検索した結果、サムネイルに興味を持ってクリックしてくれないとどんなに良い動画を作り込んでも再生されないからです。

サムネイルについては以下3つのポイントが重要です。

  1. 短期的快楽:すぐに結果が出ることが分かる
  2. 逆説/衝撃の事実:実は知らない、常識の逆のことを伝える
  3. ネガティブ訴求:やらないことでマイナスになってしまうことを伝える

実際におさるさんのサムネイルを見ると、以下の表現が何度も用いられていることが分かります。

  • 「一撃で覚えられる」
  • 「99%の日本人が勘違い」
  • 「〇〇選」
  • 「完璧、完全」
  • 「〇〇だけで完全に分かる」

これらの表現は自分なりにテンプレート化して抑えておくと良いでしょう!

タイトルはメリット重視

続いてタイトルについてです。

タイトルは基本的にはサムネと同じ訴求のやり方で問題はありませんが、せっかく視聴者の目を引くチャンスなのでサムネとは異なる文言を書きましょう。

具体的には次のように使い分けることをオススメします。

サムネイル:直感的にクリックせざるを得ないような内容にする。

タイトル:具体的な数値を使い、視聴者へ与えるメリットを明確化する。

また、タイトルもサムネイルも動画投稿後に修正することが可能です。

そのため余裕があればサムネやタイトルは二種類作っておき、動画投稿後1時間経過したら差し替えてみて、どのようなものが再生されやすいか検証することをオススメします。
※サムネとタイトルをまとめて変えてしまうと、何が要因か分かりにくくなるため変更する要素は一つずつにしましょう。

動画の構成について分析

本日はこちらの動画を実際に分析していきます!

PASTORフォーミュラとは

まず最初にPASTORフォーミュラについて解説をしていきましょう。

これは次の流れでストーリーを展開することで、より購買をうながすテクニックの一種です。

 

内容 具体例
Problem
問題の特定
視聴者の悩みを代弁する あなたが稼げない理由はなんですか?
Amplify
問題の拡大
問題を放置した結果、さらに悪い未来が起きることを伝える 雇用も安定しない日本社会で、稼げないと将来やばいです!
Solve
解決策
問題の具体的な解決策を提示する 今日動画でお伝えするマーケティング力を身に付ければサラリーマンとしても、フリーランスとしても稼げるようになります!
Transformation with testimony
変革と証明
自分の実績を提示して話の信ぴょう性を増す マーケティングを身に付けることで会社に依存せず稼げるようになりました
Offer
提案
視聴者へアクションを呼びかける マーケティングを学びたいなら動画を最後まで見て下さい!
Response
返答の呼びかけ
視聴者の反応をもとめる LINE公式アカウントでも有益情報を発信しているため登録お願いします!

これまでにもQUESTフォーミュラやPREP法などコピーライティングの技術を紹介しましたが、PASTORフォーミュラはより動画に向いているテクニックとなります。

全体を通じて行われている編集について

ではいよいよ中身の解説に入っていきます。

まず動画全編を通じて以下の編集がされています。

  • 極限まで「間」をカットしており、テンポよく動画が進む。
  • すべてのセリフにテロップを入れて、かつテロップが表示されないタイミングが無いようにする。
  • 15秒に1回程度は画像や効果音を用いることで視聴者を飽きさせない
  • 途中で何度もいいねやコメントを促すことで、動画の評価を高める

これらの点については動画編集を行う際に、ぜひ取り入れるべきテクニックでしょう。

動画の内容を解説

お待たせしました、いよいよ本編を解説していきます!

00:00~00:17 オープニング:動画のテーマを説明。
00:17~00:45 Problem:教材を購入しても英語ができるようにはならない、という視聴者の悩みを代弁する。
00:45~00:51 Amplify:自分が大金をつぎ込んで失敗してしまったことを伝える。
00:51~01:35 Transformation with testimony:自分自身や受講生の英語力の伸びをTOEICや英検を用いて伝えて、信ぴょう性を伝える。
01:35~01:57 Offer:最後まで見ると視聴者がどのような未来を得られるか伝えて、離脱を防ぐ。
01:57~06:07 Solve:買ってはダメな教材第3位「聞き流すだけの教材」の紹介。ケンブリッジの研究結果も交えることで信ぴょう性を増している。
06:07~08:39 Solve:買ってはダメな教材第2位「動画を見るだけの教材」の紹介。短期的快楽を実例を交えて紹介する。また、
08:39~10:35 Solve:買ってはダメな教材第1位「単語・文法不要の教材」の紹介。
10:35~12:15 Solve:では買ってはダメなものは分かったが、英語を学ぶためには何をすればいいのか?→今の時代無料で情報を得られるが継続できない人が大半のため、みんな英語ができるようにならない。
12:15~13:17 Offer:LINE公式アカウントの登録特典の紹介と、チャンネル登録のお願い。
13:17~13:50 Solve:改めて最後に買ってはダメ教材1~3位と、真に英語が身に付かない理由を再度説明する。
13:50~14:04 Offer:最後にもう一度、チャンネル登録のお願い。
14:04~14:18 最新の動画やチャンネル登録をカード機能で表示。

これを見るとPASTORフォーミュラを守りつつ、中盤はSとOを何度も繰り返していることが分かります。

今後動画を作る際にはぜひこの流れを取り入れていこうと思います!

本日はイングリッシュおさるさんの動画解説を行いました。

当ブログでも10月以降は動画制作の紹介に入ります。ぜひお楽しみにしていてください!